こんにちは、うちのあかり です
このブログを覗きに来てくださり
ありがとうございます
心から感謝したします
今回は
タイトルにも書いた通り
売れ残りのペットについてのお話です
実は
うちの三代目ゴルのもちも
正直なところ「売れ残り組」でした
三代目ゴルもちの場合
うちはゴールデンレトリーバーという犬種で
保護施設やペットショップを探していたのですが
私が在住している札幌は
「大型犬は売れない」ということで
扱っているショップが少なく
なかなか見つけられずにいました
また
ゴールデンレトリーバーなどは
ブリーダーに予約をして飼う方が多いようですが
札幌近郊にはブリーダーも少なく
里親募集なども
引き取りに行ける範囲ではありませんでした
そんな時に
娘がネットで見つけたのが三代目ゴルでした
そのペットショップは
以前娘が店舗に行った時には
「大型犬は、なかなか売れないので今は扱ってない」
と言われたところでした
今までもサイトでは「子犬います」
と載っていても
確認すると
もう行き先が決まっている
ということがあったので
娘がショップに確認の電話をして
翌日に見に行くことを伝えました
その時対応した店員さんに
「少し大きくなってしまってますが
10kgはいってないと思います
お待ちしてますので
ぜひ会いに来てください!」
と言われたそうです
翌日ペットショップに行ったところ
1頭のゴールデンレトリーバーが
ちょっと広めのガラス張りの
角の部屋に入れられているのが見えました
そのペットショップには
ゴールデンレトリーバーは1頭だけだったので
この子がネットに載っていた子だとすぐに分かりました
ネットに載っていた通り
「2018・1・22生れ
出身地 鹿児島
女の子 価格○○○○○○円」
と書いたカードが貼ってありました。
しかし
ネットに掲載されていた写真とは違い
ゴールデンレトリーバーの子犬特有の
モコモコ感は無く全体的にシュッとしていました
価格も「売れ時」の
ゴールデンレトリーバーの価格と比べると
随分値下げされていました
ショップで会った時の第一印象は
- 細い
- 結構大きい(実際体重は11kgでした)
- ショップの店員さんに懐いている
私と娘は
家族に迎える心の準備(覚悟)をして
ペットショップに行ったのですが
私たちが引くほど
店員さんは売る意欲に溢れていました
具体的に挙げると
前日にシャンプーされていて
爪切りもしてありました
要するに
「今日直ぐに連れて帰れます」
状態でした
私たちも家族に迎えるつもりでしたが
今日直ぐに連れて帰れるとは
思っていなかったので
少し驚きましたが
とりあえず必要な物を買い揃えて
家に連れて帰りました
3ヶ月
海外からみると
ペット後進国と言われている日本は
ペットショップがとても多いようです
ペット先進国と言われている
ドイツやイギリスでは
ペットショップに
犬や猫が商品として並んでいることは
ほとんどないそうです
理由は
犬や猫を販売するには
国が定めた様々な厳しい条件を
クリアしなければならず
実質それは大変難しいことだからだそうです
また
「ペットショップで売られるすべての犬は
シェルターなどの
保護施設にいる犬でなくてはならない」
との法律がアメリカのアリゾナ州で可決されました
日本では
以前は子犬や子猫などの生体の取扱は
専門店がほとんどでしたが
ここ数年大きなホームセンターなどに行くと
必ずと言っていいほど
ペットショップが併設されていて
休日ともなれば
コロナ禍でも
家族連れで賑わっていますし
ネットで契約し
自宅の近くのペットショップまで
送り届けてくれるところまであります
また
多くの人が
「ペットを飼うなら子犬・子猫の頃から育てたい」
と思われているため
日本のペットショップでは
犬も猫も月齢が低いほど
人気が高い傾向にあります
(動物愛護法では
生後56日を過ぎていないと
子犬は販売や展示は
できないことになっていますが
実際に56日が過ぎてすぐに販売するためには
本来親元で過ごさなければいけない大切な時期に
母犬や兄弟たちと離されて
専門業者に渡されていることもあるようです)
可愛さのピークとなる生後2~3ヶ月頃が
人気のピークでもあり「売れ時」で
大部分の子犬・子猫が
新しい家族の元に引き取られていきます
しかし
残念ながら全ての子犬や子猫に
家族が決まる訳ではありません
タイミングが悪かったり
縁に恵まれなかったりした子たちは
どんどん大きくなり
生後三ヶ月を過ぎた頃には
販売価格が下がり始めます
うちの三代目ゴルのもちも
ほぼ4ヶ月だったので
平均的な価格と比べると
数万円ほど値下げされていました
コロナが蔓延した後は
ペットを飼う人が増え
ゴールデンレトリーバーも
もっと高額になったので
それから見ると
1/3〜1/4程度でした
値段が下がり始めるのと
売れる確率も減っていき
最終的には
売れ残ってしまうことも
少なくありません
売れ残り
もし
娘がもちを見つけることなく
あのままショップに残っていたとしたら
今頃どうなっていたのだろう?
と考えました
15年ほど前
友達の家の近所に
ブリーダーさんが居たのですが
売れ残った場合
ブリーダーさんの元に帰ってくることが
多いと言っていましたが
売れ残ってしまった犬や猫がその後どうなるかは
ペットショップごとに異なるようで
その行き先はいくつかあるようです
①ブリーダー、産まれたところへ帰る
②ボランティア団体に引き取られる
③里親に引き取られる
④ショップの看板犬、看板猫になる
ここまでは
幸せな暮らしが待っていると思われます
しかし
残念ながら以下のようなことも
実際に行われています
⑤格安店に移される(輸送方法や飼育環境が良くないことが多いようです)
⑥実験動物として売られる
⑦殺処分する
2013年に動物愛護法が改正されて以降
都道府県の保健所や動物愛護センターは
悪質な動物取扱業者による
ペットの持ち込みを
拒否できることになりましたが
こういったケースでは
店員が個人を装って
売れ残った動物を持ち込んでいるようです
また
自治体が引き取りを
拒否できるようになったことで
売れ残ったペットを有料で引き取る
「引き取り業者」の需要が増すことになりました
現在のところ
そのような業者によるペットの引き取りは
違法ではありませんが
充分な世話をせずに
衰弱・死亡させるなど
悪質な業者も存在します
実際に
2014年には
ブリーダーから大量の犬を引き取った業者が
そのほとんどの犬を死なせてしまい
河原に死骸を遺棄する
という悲惨な事件も発生しています
売れ残りは問題が多い?
ペットショップで長い時間を過ごした
売れ残りの子たちが
人見知りが始まったり
個性が出てきたりする月齢になっていますが
全ての子が問題が多いとは限らないようです
うちのもちと暮らして感じた事をお話すると
しつけで楽だったのは
「ハウス」に慣れていて
最初からすんなり入ってくれた事でした
ですが
トイレはショップでは
ケージの中に設置してあったので
ハウスからトイレを出して
別の場所にすると
そこでしてくれるようになるには
時間がかかりました
その他
我が家に来たばかりの頃でも
夜は1階のリビングにもちだけを残して
ハウスで寝かせているのですが
最初から大人しく朝まで寝ていてくれました
これは
ペットショップの営業時間が終わると
いつもケージの中で
一晩を過ごしていたためだと思われます
また
物音や人をあまり気にしないようです
物音を気にしないのはいいのですが
人もあまり気にしないので
最初の頃は
アイコンタクトが取りづらいと感じました
長くショップにいた子を迎え入れた方は
ほとんど同じような感想をお持ちのようです
確かに生まれて2ヶ月頃から育てるよりは
ゴールデンの場合は
それなりに大きくなっていますし
頑固だし
時間がかかる事や
大変な事があるかもしれません
しかし
だからといって飼い主に懐かないとか
言うことをきかないというわけではないので
安心して迎え入れて欲しいと思います
今日も
どこかで何頭もの子犬や子猫たちが
新しい飼い主さんに買われていっています
しかし
その反面「売れ残り」の子も多く存在します
すべての犬や猫たちが
幸せに暮らせる社会になることを強く願っています
今回も最後まで読んでいただき
ありがとうございます
心から感謝いたします